ほしのいえ

ほしのいえを訪れる人たちが、それぞれありのままの輝きであるように。
そんな思いを、ほしのいえには込めました。

ほしのいえについて少し紹介させてください。

出逢い

2019年末ごろ、鬼石エリアで空き物件を探している知り合いの方のお手伝いで友人や地域の方にお声がけをしているときに知り合いから一度見てみないか?と誘われた場所がほしのいえの始まりでした。

暮らしの自給は暮らす場所があってこそ、
旅や共同生活が頭から離れない僕は空き家探しがライフワークになっていて、空き家を見るたびにゲストハウスになるなぁとかシェアハウスができそうだとか空き家再生を妄想するのですが、大抵は、建物の状態が良くても中から大量にモノが溢れていたり、修復にあまりに時間がかかってしまうだろうボロボロな状態だったり、一体何年窓を開けていないんだろう、、、と人が暮らしを営むイメージが持ちにくい家ばかり。

この家は状態がよく、いいなー、いいなーと一目惚れ。

もともと友人のお手伝いだったはずが僕が気に入ってしまい、友人はあまりに家が大きすぎると他を検討することに。
この出逢いで何も始めなければ僕は今後、ゲストハウスやシェアハウスを始めることはないだろうなぁ、と自分を奮い立たせるもあまりに大きな家、人生の中でもビックイベントなので決断までには、大家さんとコミュニケーション、購入費用の交渉、お金をどの様に工面するのか、権利の移転など行政関係のことを調べたりと実際にはたくさんの時間が掛かりましたが幸いにして、素晴らしい大家さん、信頼出来る地元の仲介業者さんのサポートを受けて、ほしのいえとなる物件を手にすることになりました。

始まり

実際に家を手にしてしまったもののいったい何から、どこから、手をつければよいのか。
補修工事もたくさん必要な古民家、DIYは慣れたものだったけど目の当たりにすると次々と見つかる問題に仲間や業者さんたちと打ち合わせを重ねていました。特にリノベーション費用の捻出が大変で、地元の業者さんに廃材や余った材料を分けてもらいながら少しずつ自分で手を入れていく。

悩みながらやっていこう
と気持ちを決め、少しずつ行動していく。

実際に家を使ってみないと、どの様に家のリノベーションを行うのが良いのかわからないなぁと思い、いくつかのイベントを行ってみることになり、人が集まるとなにか生まれるだろうと軽い気持ちではじめると、餅つき、味噌作り、手仕事ワークショップ、アーティスト・イン・レジデンスと銘打ちアーティストの仲間を誘ったイベントは県の広報までが取材に来るほどで、嬉しくも準備出来ていない場所に集まりすぎてしまう仲間たち。。。

騒がしくしてしまいそれをよく思わないご近所の方もいるわけで賛否両論となってしいました。
今では田舎ならではの草刈りを手伝ったり、住民説明会を鬼石のもと町長さんにも参加頂きおこなったりと少しずつご近隣の方々にも知っていただけるようになってきました。
一年目が出逢い、二年目で購入、三年目の今、イベントで利用していただける方も多くなり宿泊者も含めたくさんの方が訪れる場所にになりました。

宿主の想い

ほしのいえは、以前は群馬県内でよく見かける養蚕農家の住まいでした。
その佇まいは、まるで引き継がれてきた歴史と知恵を蓄えたおばーちゃんのようで、どこかその包容力に包まれ心の落ち着きを与えてくれます。

私のライフワークでもある暮らしの自給やコミュニティーの運営を行う方々が集う場所としてほしのいえを利用してくださり、ワークショップやおはなし会、上映会などを行うことが多くなってきました。

関わる皆が、有機的な状態となり糀や味噌の発酵の様に、ありのままの輝きを花てる場所になればと思っています。

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